家庭菜園デビューを飾るための基礎知識

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日常

家庭菜園初心者必見です!

家庭菜園5年目の私が失敗したことから成功へのポイントを3点整理しました。

この3点を知っているか知らないかで家庭菜園の出来が変わります。

ぜひ最低限の基礎知識を頭に入れた上で家庭菜園をスタートしましょう!

家庭菜園成功のためのポイント

私(初心者)が家庭菜園を始めて今年(令和6年)で5年目になります。

私がこれまでに失敗した点を踏まえ、ポイントを3つ整理しましたので、参考にしてください。

①畝(うね)立て

「畝立て(うねたて)」とは、農作業において畑に畝(うね)を作る作業を指します。

畝とは、畑の表面を隆起させて作る細長い盛り上がりのことです。

畝を立てることで、水はけの改善、雑草の抑制、作物の根の発育促進などの効果があります。

黒いビニール(マルチ)の土が盛り上がっているところが「畝」です。

畝立ての目的とメリット

水はけの改善

雨水や灌漑水が畝間に流れ込みやすくなるため、作物の根が水浸しになるのを防ぎます

雑草の抑制

畝間の土が乾燥しやすくなり、雑草の発芽が抑制されることがあります。

作業の効率化

畝を作ることで畑の区画が整い、作業の効率が上がります。

根の発育促進

畝に土を盛り上げることで、土壌がふわふわになり、作物の根が伸びやすくなります。

畝立ての方法

畝立ての方法は作物や畑の条件により異なりますが、一般的な手順は以下の通りです。

畑の準備

畑を耕し、土をふるいにかけたり、石や雑草を取り除いたりします。

畝の幅と高さの設定

作物の種類や生育スペースに応じて、畝の幅や高さを決定します。一般的には畝の高さは20~30cm程度です。

畝の作成

土を盛り上げて畝を作ります。手作業の場合はクワや鍬を使い、機械を使う場合は畝立て機を利用します。

仕上げ

畝の表面を整え、雑草の種が発芽しにくいようにします。また、必要に応じてマルチングを行うこともあります。

畝立ては、農作業の基礎的な工程の一つであり、作物の健康な成長に大きな影響を与える重要な作業です。

私の失敗

私は家庭菜園を始めた1年目(令和2年)に、この畝立てを知らなかったので、平地で家庭菜園をしていました。

梅雨に大雨が降り、家庭菜園をしていた畑一面が浸水してしまいました。

そこから、根が腐り、植物全体が腐ってしまい、それ以降は野菜の収穫ができなくなりました・・・

この失敗から翌年以降、必ず畝立てをしています。

②マルチ張り

「マルチ張り」は、農作業の一環として、作物を栽培する畝の表面にマルチ(プラスチックフィルムや有機物など)を覆う作業を指します。

この作業にはいくつかの重要な目的とメリットがあります。

黒いビニールがマルチです。

マルチ張りの目的とメリット

雑草の抑制

マルチが土壌を覆うことで、光が土壌表面に届かなくなり、雑草の発芽と成長が抑制されます。

これにより、除草作業の手間が省けます

水分保持

マルチが土壌の蒸発を防ぐため、土壌中の水分を保ちやすくなります。

特に乾燥しやすい地域や時期には、土壌の水分保持が作物の生育に重要です。

温度管理

マルチが地温を調整する役割を果たします。

黒色のマルチは地温を上げる効果があり、白色のマルチは地温の上昇を抑える効果があります。

これにより、作物の生育に適した地温を維持しやすくなります。

病害虫の抑制

一部の病害虫は、土壌から作物に感染することがあります。

マルチが土壌と作物の間を遮断することで、病害虫の発生を抑えることができます。

果実の汚れ防止

果菜類(例:トマトやいちごなど)の場合、マルチを使用することで、果実が土に直接触れずに済むため、泥はねや汚れを防ぐことができます。

マルチの種類

プラスチックフィルムマルチ

黒、透明、銀色などさまざまな色があり、それぞれの色が異なる機能(例えば、黒色は地温を上げ、雑草抑制効果が高いなど)を持っています。

有機マルチ

ワラ、刈り草、もみ殻などを使用した自然素材のマルチです。

土壌への負担が少なく、分解後は有機物として土壌に還元されます。

マルチ張りの実施

マルチ張りは、畝立てが終わった後に行われることが一般的です。

フィルムマルチの場合は、マルチ専用の機械を使って張ることもありますし、手作業で行うこともあります。

作物の種類や畑の状況に応じて、適切なマルチを選び、適切な方法で張ることが重要です。

私の失敗

私は家庭菜園を始めた1年目(令和2年)に、このマルチ自体を知らなかったので、土壌むき出しで家庭菜園をしていました。

そうすると、草引きがかなり大変でした・・・

夏場は雑草がすぐに生えるので、1週間に1回は草引きをしていました・・・

マルチを張るお金と労力、1週間に1回暑い中の草引き

どちらを取るかといわれたら、私は間違いなく「前者」です。

③堆肥の投入

毎年植物を栽培していると、草引きの度に土壌が減り、かつ植物に必要な栄養分(窒素、リン、カリなど)がもっていかれ、土壌に栄養分がなくなるので、堆肥を散布し、土壌に栄養分を補給する必要があります。

少し専門的なことになりますが、土壌に必要な栄養分の役割、堆肥の分解率、堆肥の種類は以下のとおりです。

栄養分の役割

植物に必要な主栄養分は以下の3つです。

窒素

植物の成長や葉の発育を促進

リン

花や果実の形成を助け、根の発育を促進

カリ

植物の全体的な健康を維持し、病害抵抗力を高め

堆肥の分解率

堆肥が土壌中でどの程度の速度で分解され、植物が利用できる形になるのかを示す指標を分解率といいます。

分解率が速いほど、土壌中の栄養分を植物が利用でき、成長が促進されます。

堆肥の種類

  • 牛ふん堆肥
  • 豚ふん堆肥
  • 鶏ふん堆肥

の3種類があります。

今回は近所のホームセンターで販売されていた牛ふん堆肥、鶏ふん堆肥の違いを説明します。

牛ふん堆肥の特徴

栄養分について
窒素

0.5~2.0%

リン

0.2~0.8%

カリ

0.5~2.0%

分解率について
2~3カ月

主要成分の40~50%が分解

6カ月以内

主要成分の70~80%が分解

1年以内

主要成分のほぼ全てが分解

鶏ふん堆肥の特徴

栄養分について
窒素

1.5~2.5%

リン

1.0~1.5%

カリ

1.5~2.0%

分解率について
1~2カ月

主要成分の50~60%が分解

6カ月以内

80~90%が分解

よって、鶏ふん堆肥の方が牛ふん堆肥よりも栄養分に富み、なおかつ分解率も高いことから、私は近年鶏ふん堆肥を家庭菜園の畑に散布しています。

ただ、鶏ふん堆肥はよく効くのですが、けっこうにおいがあるため、住宅地で家庭菜園をしようとする人は要注意です。

 ※私は運よく、近所からクレームはきませんでした・・

堆肥は家畜の排せつ物を発酵(水分を飛ばす)させて、畑に撒ける状態にしたものです。

家畜の排せつ物と聞くと、嫌なイメージがあるかもしれませんが、実際に使ってみると全くそんなことはなく、ただの土です。

堆肥は土壌に必要な栄養分を含んでおり、そのおかげで野菜が育ちます。

堆肥はそこまで値段が高くないので、ぜひ使ってみてはどうでしょうか?(若干においはありますが)

最後に

いかがだったでしょうか?

ポイントは

①畝立てをする

②マルチを張る

③堆肥を入れる

の3点です。

あくまでも私の失敗経験から3つポイントをお示ししていますが、この3つをやっておけば変な結果にはならないと思います。

堆肥は家畜の排せつ物なので、少し抵抗がある方もいらっしゃるかもしれませんが、野菜・果物・米を作る時に農家さんは基本的に堆肥を入れて、植物を栽培していますので、みんな使っているものです。

ぜひ、今回のブログを参考に、家庭菜園に挑戦してみてください♪

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